京都樹脂株式会社

公開日:2026/04/15
京都樹脂の画像
会社名京都樹脂株式会社
住所京都市下京区西七条名倉町29
TEL075-312-3741

1941年に創業した京都の総合ディスプレイ制作会社の京都樹脂株式会社は、アクリル・木工・サインの専門技術をもっています。店舗什器や看板、オーダー家具の制作において、技術力と提案力を兼ね備えた独自のものづくりを展開している点が大きな特徴です。この記事では、企業の歴史や強み、対応可能な制作内容について詳しく解説します。

創業から続くものづくり

京都樹脂は、1941年に鼈甲(べっこう)でかんざしや帯留を作る会社として誕生しました。鼈甲とは、ウミガメの甲羅を加工して作る伝統工芸品です。

60年以上前から樹脂加工・木工加工・サイン制作の3つの専門技術を保有し、総合ディスプレイ制作会社へと成長しました。

7つの価値観と5つの行動規範

創業以来受け継がれているのが「ものづくりの精神」です。単にお客さんの要望に応えるだけではなく、安全性や使いやすさ、そして店舗やイベント会場に訪れる人々の視点に立ったきめ細やかなものづくりを大切にしています。

京都樹脂では7つの価値観と5つの行動規範を掲げており「すべてに感謝し謙虚でいる」「何事にもプラス思考でいる」「いつも笑顔で対応する」「言い訳ではなく、できる方法を考える」といった姿勢を重視しています。これらの理念が、長年にわたって質の高い製品を生み出す土台となっているのです。

幅広い製造実績

現在の主な事業内容は、店舗什器・商品陳列ケース・屋外大型看板から屋内案内サインの製造です。さらにホテルのカウンターや家具などの製造も手がけており、幅広い分野に対応しています。

本社と南支店の2拠点体制で事業を展開しており、それぞれの拠点で専門的な加工技術を活かした製品づくりをしています。駐車スペースも完備されているため、実際に工場を見学したい場合にも便利です。

3つの専門技術

京都樹脂の最大の特徴は、アクリル、木工、サインという3つの専門技術をひとつの会社でもっている点です。それぞれの技術を組み合わせることで、他社にはできない複雑な製品づくりが可能になっています。

アクリル加工技術

アクリルは透明度が高く、丈夫で軽い特性をもつ素材です。店舗の看板から商品陳列用のショーケース・ボックス・サインプレートまで、さまざまな用途に対応しています。

接着・切削・曲げ・穴あけといった加工が可能で、お客さんがどのように使用するかをイメージしながら製品を完成させています。透明なアクリルケースは商品を美しく見せる効果があるため、店舗のディスプレイには欠かせない存在です。

木工製品の対応範囲

木製サインプレートから看板家具まで幅広く製造しています。ホテルロビーのカウンターや一般向けオーダーメイド家具にも対応しており、収納付きドレッサーや引き出し付きカウンターなど、機能性を考えた製品づくりが特徴です。

木材は生きている素材だからこそ、お客さんに長年使ってもらえるようひとつひとつ丁寧に作り上げています。木の温もりを感じられる製品は、空間に落ち着きを与える効果があります。

サイン制作の技術力

インクジェットプリンターとカッティングマシーンを活用し、屋外大型看板から屋内案内サインまで制作しています。レイアウトから特注サイズ・デザインまで、さまざまな要望に合わせて提案できる点が強みです。

河川敷誘導看板や店舗照明看板、ターポリン幕(テント生地)に印刷したファサードなど、実績も豊富にあります。サイン制作では、遠くからでも見やすい色使いや文字の大きさが重要になります。

鉄工技術との組み合わせ

3つの専門技術に加えて、金属板の加工・溶接技術も保有しています。扇子の骨組みをイメージした金属パーツなど、複雑な形状にも対応可能です。

複数の素材を組み合わせた什器制作ができるため、デザインの自由度が高くなります。たとえば、木製の土台にアクリルパネルと金属フレームを組み合わせるといった制作も得意としています。

オリジナル商材ORIBEKKO

近年は自社技術と京都伝統産業を融合させた独自製品の開発にも力を入れています。代表的な製品はORIBEKKO(オリベッコ)です。

ORIBEKKOの仕組み

ORIBEKKOは、クリアアクリル板と織物・和紙などの素材、ともに封入するアクリル樹脂の3層構造になったパネルです。特徴的なのはA-rise製法と呼ばれる技術で、素材をあえてピンと張らず自然な状態で封入することでおうとつを表現しています。

この技術により、織物や和紙の魅力がそのまま伝わる仕上がりになります。光の当たり方や見る角度によってさまざまな表情を楽しめるのが大きな魅力です。

使用される素材の種類

ORIBEKKOに使用される素材は、西陣織8種類と和紙7種類があります。西陣織には霞/金、霞/銀、スパイダー/紫、小牡丹/金赤、青海波/銀、青海波/羽衣銀、千両裂、スパイダー/朱赤といったラインナップがあります。

和紙にはオーラ/シルバー、オーラ/コッパー、ハク/シルバー、グリスン/ブラウン、グリスン/レッド、ハギ、シブキ/シルバーなどがあり、それぞれ異なる風合いをもっています。京都の伝統産業である西陣織の技術と感性を、現代的なアクリル加工技術と融合させた製品です。

活用シーンの広がり

ORIBEKKOはホテルのロビーカウンターや案内パネルの土台、花飾のディスプレイ台、和装チェア、照明スタンドなど、さまざまな用途で使われています。コースターのような小さなものから、感染防止アクリル板のような実用的なものまで対応可能です。

和の雰囲気を取り入れたい空間や個性的なインテリアを求める場面で活躍します。

製品の特徴と購入時の注意点

ORIBEKKOの最小厚みは6mmで、受注生産での対応となります。ひとつひとつ手作業で制作しているため、皺や色・柄の位置が異なる点が特徴です。

同じものが2つとない、世界にひとつだけの製品になります。自然光に長時間当たり続けると変色する可能性があるため、室内での使用が推奨されています。

また、なかに入れる素材によっては多少の気泡が残る場合があります。サイズは西陣織が650mm×1800mm、和紙が800mm×800mm(種類により900mm×1800mm)となっており、要望に応じたサイズ相談も可能です。

まとめ

京都樹脂は、1941年の創業から続く「ものづくりの精神」を大切にしながら、アクリル・木工・サインという3つの専門技術を活かした総合的な制作対応が強みです。単一の技術だけではなく、複数の技術を組み合わせることで、他社にはできない独自性の高い製品づくりを実現しています。近年は京都伝統産業の西陣織や和紙との融合を進めたORIBEKKOの開発にも取り組んでおり、伝統と革新を組み合わせた新しい価値を生み出し続けています。ディスプレイ製造の依頼を検討している方は、提案力があり、独自の技術を活かしたものづくりを展開している京都樹脂に依頼してみてはいかがでしょうか。

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