アクリル板はガラスより軽くて割れにくく、透明度も高い便利な素材です。厚みで強さが変わるため、用途に合った厚さ選びが大切。本記事ではフィギュアケースやフォトフレーム、パーテーション、看板ごとに使うべき厚みの目安と、ガラスやポリカーボネートとの違いをまとめました。ぜひご一読ください。
アクリル板の厚みと強度の関係
アクリル板は、ガラスよりも軽くて割れにくい安全な素材です。透明度が高く、光をほとんど通すので、窓やパーテーション、ディスプレイケースなどさまざまな場所で使われています。軽いので扱いやすく、加工もしやすいのが特徴です。このような基本的な性質に加えて、アクリル板の厚さを変えることで強さも大きく変わります。ここでは、アクリル板の厚みと強度の関係についてわかりやすく解説します。
アクリル板の基本的な特徴
アクリル板は、透明ガラスの約10〜16倍の強度をもち、割れても破片が飛び散りにくいので安全です。また、ガラスの半分ほどの重さしかなく、軽量で扱いやすいのも大きなメリットです。透過率も高く、94%もの光を通すため、中のものを色鮮やかに見せることができます。耐熱温度は-40℃から80℃まで対応しており、屋外での使用にも適しています。
このように、もともと丈夫で軽いアクリル板ですが、厚みを変えることでさらに強度を調整することができます。
厚みが増すと強度はどう変わるか
アクリル板は、板の厚みが厚くなるほど強度も高くなります。たとえば、4mm厚の板と6mm厚の板を比べると、同じサイズでも6mmのほうが曲げにくく、衝撃に強くなります。厚みが増えることで、力が加わってもたわみにくくなり、割れにくさが増すのです。とくに水槽やパーテーションのように大きな面積で使う場合は、厚みを厚くすることで安全性を高められます。
ただし、厚くなるとその分重さも増えるため、設置場所や使い方に合わせて厚さを選ぶことが大切です。
用途別!アクリル板の厚みの選び方目安
アクリル板は家庭やオフィス、店舗などで幅広く使われています。しかし「どの厚みを選べばいいの?」と迷うこともあります。ここでは、用途に応じたアクリル板の厚みの目安をご紹介します。
フィギュアケースにおすすめの厚み
フィギュアや模型を飾るケースには、目安としては2〜4mmが最適です。薄すぎると安定感がなく、反対に厚すぎると重くなって扱いにくくなります。背面にミラーをつけたり、角度を変えて飾る場合も、この厚みで十分な強度があります。
フォトフレームに使う厚み
写真や絵を飾るフォトフレームには、厚みは2〜3mmがおすすめです。軽くて持ち運びやすく、壁に掛けても負担になりません。また、加工もしやすいので、切ったり穴を開けたりしてオリジナルフレームを作ることもできます。
パーテーションに適した厚み
オフィスや受付、学校などで使うパーテーションには、安全面を考えると8〜10mmの厚みがおすすめです。これくらいの厚みがあれば、倒れても簡単には割れず、安定して立たせられます。軽量化したい場合はアルミフレームと組み合わせると扱いやすくなります。
看板・サインに向く厚み
店舗の看板やサインには、屋外でも使える耐久性と見やすさを備えた5〜10mmがおすすめです。強風や雨の影響を受けにくく、長く使える看板を作ることができます。また、大きなサイズの場合はフレームで補強すると安心です。
ガラスやポリカーボネートとの違いを比較
透明な板を使う場面は多くありますが、素材ごとに特徴があり、用途に合わせて選ぶことが大切です。ここでは、軽さ・透明度・強度・加工性の4つのポイントで比べてみます。軽さの違い
アクリル板はガラスの約半分の重さで、とても軽いのが特徴です。たとえば、家具や窓に使う場合、軽いアクリルは設置や交換がしやすく、小さな子どもや高齢者でも扱いやすいです。ポリカーボネートも軽い素材ですが、アクリルほど透明度は高くありません。重さを重視するなら、アクリルかポリカーボネートが向いています。
透明度の違い
透明度はアクリル板の大きな魅力です。透過率は約94%で、ガラスよりも色の見え方が自然です。水槽やディスプレイケースなど、見た目の美しさを重視する場合に最適です。ポリカーボネートも透明ですが、アクリルに比べると少し曇って見えることがあります。
ガラスは透明度は良いですが、割れやすいため安全面で注意が必要です。
強度の違い
強度では、アクリル板はガラスより約10~16倍も強く、割れても破片が飛び散りにくいため安全です。ポリカーボネートはさらに強度が高く、衝撃にとても強い素材です。強い衝撃や屋外での使用が多い場合はポリカーボネートが向いていますが、室内での安全性と透明度を両立したい場合はアクリルが便利です。
加工性の違い
アクリル板は切断や穴あけ、曲げ加工や接着がしやすく、DIYやオーダーメイド製品に向いています。ガラスは加工が難しく、割れやすいため取り扱いには注意が必要です。ポリカーボネートも加工できますが、熱や接着の際に少し工夫が必要です。加工のしやすさを重視するなら、アクリル板が一番扱いやすいと言えます。