アクリル板には透明と白っぽいタイプがあり、見た目は似ていても性質や用途が違います。とくに「乳半」と「乳白」は光の通し方が異なり、照明カバーやパーティション、ディスプレイでの使い分けが必要です。本記事で違いと選び方をわかりやすく説明します。まずはアクリルの基本を見ていきましょう。
乳白アクリルとは?透明アクリルとの基本的な違い
乳白アクリルとは、やわらかい白色で光を通すアクリル板のことです。半透明の性質をもち、光を通しても向こう側ははっきり見えません。とくに白っぽいアクリルは、見た目が似ていても「乳半」と「乳白」の2種類に分かれ、それぞれ特性が大きく違います。ここでは、透明アクリルと比べながら、白系アクリルの違いと特徴をわかりやすく紹介します。
乳半(にゅうはん)の特徴
乳半アクリルは半透明で、光を通すことができます。名前の「半」は、半分透明という意味です。光をやわらかく拡散するので、照明カバーやランプシェードによく使われます。光を通しながらも、向こう側の形ははっきり見えないため、やさしい雰囲気を作ることができます。
乳白(にゅうはく)の特徴
乳白アクリルは光をほとんど通さず、完全に不透明です。光を通さないので、視線を遮るパネルや装飾用の板に向いています。光を通す乳半と比べると、用途がまったく異なるため、見た目が似ていても混同しないよう注意が必要です。
透明アクリルとの違いを知る
アクリル板には、透明なものと乳白色のものがあります。どちらも身近で使われる素材ですが、光の通り方や見た目、強さなどが違います。ここでは、透明アクリルと乳白アクリルの特徴を比べてみましょう。
光の通り方の違い
透明アクリルは名前のとおり、ほとんど光を通します。ガラスよりも透明度が高く、中にあるものがはっきり見えるのが特徴です。光透過率は90%以上で、明るさをそのまま伝えたい場所に向いています。
一方、乳白アクリルは光を柔らかく拡散します。光は通りますが、中のものは見えません。
光透過率は透明に比べると低く、間接照明や照明カバーに使うと、光がまぶしくなく、やわらかい雰囲気を作ることができます。
強さや加工のしやすさ
どちらのアクリルもガラスに比べて軽く、割れにくい素材です。加工も簡単で、切ったり曲げたりして形を作れます。ただし、透明アクリルは見た目の美しさを保つために表面に傷がつかないよう注意が必要です。乳白アクリルは傷が目立ちにくく、少し荒い扱いでも使いやすい点が魅力です。
見た目の印象
透明アクリルは、スッキリとしたクリアな印象を与えます。物や風景をはっきり見せたい場合に向いています。対して乳白アクリルは、白っぽくやわらかい印象です。光を通しても中は見えないため、プライバシーを守りつつ、空間を明るくするのに適しています。
乳白アクリルの代表的な用途と選び方
乳白アクリルは、やわらかい白色で光を通す素材です。光を通しても透けすぎず、やさしい印象を与えるため、さまざまな場面で活躍しています。ここでは、乳白アクリルの代表的な使い方と、用途に合わせた選び方のポイントを解説します。
照明カバーに使う場合
乳白アクリルは、ランプや照明のカバーとして人気があります。光を均一に広げる性質があるため、部屋全体をやわらかく明るくできます。直接光源が見えないので、まぶしさを抑えたい場所にも向いています。選ぶときは、厚みや光の透け方を確認しましょう。
厚みがあるほど光が落ち着き、薄いほど明るくなります。
パーティションや仕切りに使う場合
オフィスやお店でのパーティションにも乳白アクリルは適しています。光は通るので閉塞感が少なく、半透明で視線もほどよく遮れます。選ぶ際には、板の厚さやサイズを考えて、設置場所に合ったものを選ぶことが大切です。高さや幅に合わせてカットできるタイプを選ぶと、より使いやすくなります。
ディスプレイケースや看板に使う場合
乳白アクリルは、ディスプレイケースや看板でも活躍します。内部の照明を入れると光がやさしく拡散され、商品や文字がきれいに見えます。選ぶポイントは、光の透過率や表面の仕上げです。ツヤありのタイプは光を強く反射し、ツヤ消しタイプは光を拡散して上品な印象になります。